デービッドロッジの小説「ナイスワーク」の中で、フェミニストの講演者が、シルクカット社のタバコ広告のポスターに文字が使われていないが、襞飾りのある紫のシルク地が下に見えるようなスラッシュのついたものを例に取り、記号論的なものの見方を示している。そのポスターは見る者に「何が言いたいのか」を理解するために図を言葉に変換することを求めるが、絵画と同じように複数の解釈が可能である、一つの理解として「女嫌い」という解釈がある(これは他の広告であった『真ん中で断ち切られたタバコ』という去勢を連想させるものとは真逆の考えである)。ロッジの本は文化批評の中の「構造主義者」たちから着想を得ており、彼らは言語学、文学理論、記号論の発展や、アルチュセール、バルト、フーコーの著作に多くを負っている。この文脈の中では、テキストに対する同時代の理解というものは、文学的、文化的な研究の中から生まれるということである。



デービッドロッジ:20世紀イギリスの文学者。
nice work:ロッジの著書。数々の賞を受賞し、また映像化もされた。
フェミニズム研究をしている学者と会社社長の持ちつ持たれつの関係を描く。
構造主義:ggr
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A7%8B%E9%80%A0%E4%B8%BB%E7%BE%A9
Louis Althusser, Roland Barthes, Micher Foucault:共に20世紀フランスの哲学者。最後の人はフーコーと言えば分かり易いか。

感想
no words but simply showed a slashed sheet of ruffled purple silkがどうなのか分からず「上が白くて、スラッシュが入っている。スラッシュに下には紫色のシルク地が見える」という風に取った。分からん。

コメント

凡骨
2013年3月26日23:05

>ひ
そういう人がいるからこその偽装工作である可能性が微粒子レベルで存在する・・・?

別垢
2013年3月27日0:02

ならガチ入信する馬鹿共用に電話番号くらいはチラシに書くべきなんだよなあ…。来る者全部拒んだら信者増えないんだよなあ…。

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